〜 〜  米国の再生事情とプレーヤー  〜 〜
 米国の事業再生
 米国で事業再生が盛んな背景。
 1.事業に対する基本的な考え方。
     経済資源としての事業活動を重視し、復活の機会を与えることで再生を促進し雇用と債権者の損失を最小化
     することが社会的に合意されている。
 2.事業(会社)の売買マーケットの成熟。
     M&A又はファンド等により再生事業への投資が活発にされている、このことは事業の売買マーケットが人的
     ネットワークビジネスとして発達してるためで、このことが再生の促進に大きく貢献している。
 3.事業再生のプレーヤーが職業として確立されている。
     事業再生がビジネスとして確立され、その結果職業としての再生専門家が育成された、この知識と経験により
     培われたノウハウが実効ある再生を実現している。
 4.再生のための経済環境が整備されている。
     再生企業に対するファイナンス、エクイティ等について法的保護規定が整備されてる。

 事業再生の形態
 1.債権者が再生の専門家に債務企業の再生を依頼することが一般的。
     特に利害関係者である金融機関が、自ら融資先企業の再生に直接参加することは絶対にない、それは関与し
     た場合に受けるリスクが余りにも大きくなる恐れがあるためである、このことは日本においてメイン銀行責任論
     として、銀行が経営に参加した結果に被る際限のない損失拡大の事例を見れば明らかである。
 2.投資家からの依頼。
     ファンド等の投資家は劣化した事業を買収し、この事業を健全化し、バリューアップしてキャピタルゲインを得る
     ことが正当な投資行為として行われる、この場合に投資家は必然的に再生の専門家を必要とする。
 事業再生プレーヤー        
 1.ターンアラウンドマネジャー。
    事業再生の専門家、経験と専門知識を有し劣化した企業を健全化する、通常は臨時のCEOとして再生までの
    マネージメントを引き受けることが多い。
  2.ファイナンシャルマネジャー。
    会社又は事業の譲渡及びスポンサー等の斡旋、債権者との再生交渉等により、主としてキャッシュフローの改
    善から再生を支援する金融の専門家。

 3.ファンドマネージャー。
    投資先たる再生企業を買収し、再生チームを編成して健全企業に再生する、再生後に投資金額を回収する、
    事業再生の確率はベンチャー企業の成功確率を遙かにしのぎ、多くの投資家が再生企業に競って投資する。
 4.サービスプロバイダー。
    弁護士、会計士、コンサルタント等の専門家、豊富な経験から困難な状況下でも、活路を見出し再生方法
     をアドバイス。
            
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人的ネットワークビジネスとして事業再生が発展